ページ案内の点検票|見出しとリンクの迷いを担当者へ渡す手順

ページ案内は、見出しの表示順とリンク文言・移動先を一つの点検票に並べて確かめます。見た目の印象だけで変更を頼む前に、どの説明と移動先が分かりにくいかを書き残すための方法です。公開されている一ページを選び、確認済みと未確認を分けて担当者へ渡します。

左に緑色のソファと木の棚、右に黒い収納設備があり、中央にガラスで区切られた廊下が奥へ続いている。
作業環境のイメージとして用いた既存素材です。特定の店舗や制作事例の写真ではありません。

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点検は、担当者へ渡したい一ページに絞る

最初に選ぶのは、公開URLとページ名を確認できる一ページです。サイト全体の評価を一度にしようとせず、問い合わせの前に読む案内、サービスの説明など、対象を一つ決めます。

たとえば「案内が分かりにくい」と感じても、見出しの順番なのか、リンク先で読める内容なのかでは確認先が変わります。以下では、文字とリンクを記録し、修正の相談に使える状態へ整えることを提案します。順位、予約、売上を測る方法ではありません。

LPとホームページの役割を選ぶ段階なら、先にLPとホームページの違いを確認してください。ここで作る票は、すでに公開されているページの案内を点検する用途に絞ります。

見出しは、表示順と下の内容を対にして記録する

見出しの言葉だけでなく、その直後で何を説明しているかも一緒に書きます。見出しと本文の対応を、担当者に伝えるためです。

W3Cの見出しの解説は、見出しがページ内容の構成を伝え、ブラウザや支援技術がページ内の移動にも利用できることを説明しています。また、見出しの段階を構造に沿って入れ子にし、可能な限り段階を飛ばさないことを案内しています。

画面で大きく見える文字が、HTMLでも見出しになっているかは、見た目だけでは決められません。この票には、まず画面で確認した文言と順序を書き、HTMLの見出し階層を調べていない場合は「階層は未確認」と残します。文字の大きさだけから適合・不適合を決めないでください。

  1. 対象ページのタイトルと公開URLを見る。開いたページが記録する対象と一致するかを確かめる。
  2. 本文の見出しを上から順に写す。広告枠や別ページの見出しを混ぜない。
  3. 各見出しの下の段落を読み、説明している内容を短く書く。対応が分からないところには疑問を書く。

リンクは、文言と前後の説明から目的を確かめる

リンクだけで目的が伝わるか、または文脈と合わせて伝わるかを確認します。「こちら」という言葉があるだけで、直ちに不適合と決める点検ではありません。

W3Cのリンク目的の解説では、リンクの目的をリンク文言だけ、またはプログラムで特定できる文脈と合わせて判断できることを説明しています。一般の利用者にも目的が曖昧な場合については、成功基準に例外もあります。

同じ文、段落、リストの項目、表のセルなど、文脈として扱う要素の例も資料にあります。画面上で近くに見える文章なら何でも同じ扱いにできる、と広げないことが大切です。コードや支援技術での確認をしていないなら、その範囲は未確認として担当者へ渡します。

この票では、リンクの表示文言と直前の説明を写し、開く前に予想する内容を書きます。公開の案内ページへの通常の移動だけを確かめ、移動先のタイトルや説明と比べます。ログイン、予約、購入、送信、削除など、状態を変える操作はここでは行いません。

たとえば、架空の説明文「制作例は次のページにあります」に「制作例を見る」というリンクがある場面を考えます。予想欄に「制作例が読める」と書き、移動先で別の資料しか確認できなければ、その差を記録します。これは練習用の例であり、特定サイトを点検した結果ではありません。

案内点検票には、分からないこともそのまま残す

次の票をコピーし、確認した表示と分からない項目を分けて埋めます。分からない欄に、推測した説明や担当者の対応を書き足さないでください。

一ページの案内点検票
対象ページの公開URLとタイトル:__
主見出しと各見出しの表示順:__
各見出しの下で説明している内容:__
確認するリンクの表示文言と直前の説明:__
開く前に予想した内容:__
公開ページを開いて確認したタイトル・内容(未確認なら未確認):__
予想との差・担当者に確認したいこと:__
確認担当・日時・次の確認日:__

一つのリンクに複数の移動先があるように見える時は、ページを開いた日時や画面の幅もメモします。スマホとパソコンで確認結果が違えば、それぞれの結果として残す方法を提案します。自動転送や閲覧権限のために内容を読めなければ、何が表示されたかを書き、目的の内容を確認済みにはしません。

票を埋める前にCRAFTの制作サンプルを確認する場合も、表示を読む範囲と、送信などの操作を分けてください。サンプルを読むことだけで、制作の依頼や契約が完了した扱いにはしません。

担当者には、確認結果と次の確認日を渡す

渡すのは「分かりにくい」という感想だけでなく、対象URL、実際の文言、予想と確認結果の差です。修正の要否や方法は、担当者と確認して決めます。

まず架空の短い説明文とリンクで票の書き方を試し、次に自社の公開ページで同じ欄を埋める、という順を提案します。記入の練習で分かったことを、実ページの検証結果として扱わないことも確認してください。

更新の担当が決まっていない場合は、ホームページの更新が続かない時の整理を参考に、確認の窓口から決めてください。変更した際は変更日と対象箇所を残し、次の確認日に同じページを読み直します。

この点検票だけでは検索順位、予約数、売上、アクセシビリティ全項目への適合を判断できません。未確認事項は合格扱いにしません。

この票でアクセシビリティの適合を判断できますか?

この票だけでは判断できません。見出しとリンクの案内について、確認した範囲と未確認の範囲を記録する補助です。色、キーボード操作、フォームなど他の項目や、支援技術での操作確認まで済んだことにはなりません。

リンク先が開けなかった時は、設定を変えますか?

この点検では設定や権限を変えません。表示された案内と日時を残し、必要な確認を担当者へ依頼します。公開URLと認証が必要なURLを混同しないよう、記録を分けてください。

参照資料の確認日は2026年10月21日です。点検票と手順は、W3Cの資料をもとにした本記事の実用上の提案です。

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