ネイルサロンを経営していても「予約が入らない」「客足が減った」という悩みはないだろうか。特にここ数年、新しいサロンが次々と開店し、競争が激しくなっている。世の中はSNSやGoogleマップで店を探すようになり、従来のチラシや口コミだけでは追いつかなくなった。
集客の仕組みが変わっているのに、対策がそのままでは当然、客は集まらない。実は多くのネイルサロンオーナーは「何をしたらいいかわからない」という状態にいる。そこで今回は、集客できていないサロンが陥りやすいパターンと、Webを軸にした改善の道筋を見ていこう。
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集客が伸びないサロンには共通点がある。それは「認知」と「信頼」の両立ができていないことだ。
Googleマップやポータルサイトに対応していない
顧客がネイルサロンを探す時、最初に使うのはGoogleマップやホットペッパービューティーなどのポータルサイトだ。ここに店情報がなかったり、古い情報のままだと、せっかく近所に住む潜在客さえ見つけられない。
さらに悪いのは、情報があっても写真が少ないか低クオリティな場合。爪の仕上がり、店内の雰囲気、スタイル別の施術例がなければ、他のサロンと比較されて選ばれる確率は下がる。ポータルサイトは「発見の入口」であり、ここを整備しないと存在しないも同然だ。
InstagramやLINEなどSNS発信がない、または更新が止まっている
特に20代から40代の女性は、ネイルデザインの参考をInstagramで探す。流行りのデザイン、季節ごとのトレンド、自分が好きなスタイルのサロン…という流れで、SNS経由で来店を決める人が大多数だ。
ところが多くのサロンはアカウントを作ったきり放置か、月に1、2回の更新程度。これでは「アクティブなサロン」として目に入らず、活気のない印象さえ与えてしまう。SNSは毎日のように新しい情報が流れてくる場所だからこそ、定期的な発信が必須なのだ。
施術内容や価格、スタッフの情報が不透明
初めて来店する顧客は不安を抱いている。「このデザインはできるのか」「予約はいつとれるのか」「スタッフの技術レベルは」といった疑問に、Webで答えられていないサロンが多い。
HPやSNSに詳しい情報がなければ、わざわざ電話やDMで問い合わせようとは思わない。その間に別のサロンのサイトを見て「こっちでいいや」と決められてしまう。集客できないサロンは、顧客が知りたい情報を「提供していない」のではなく「隠しているように見えている」ことが多い。
店舗の立地条件や知名度に頼りすぎている
以前は「人通りが多い立地なら黙っていても客が来る」という時代があった。しかし今、駅前や商業施設内にいても、ネイルサロンは増えている。同じような条件の店が複数あれば、ネットで評判を調べられて比較される。
立地の優位性だけに甘えていると、Webの整備が後手に回り、結果として選ばれなくなる。
集客を改善するための具体的なWeb対策
では、どのように改善すればいいのか。集客できないサロンが優先的にやるべきことを順番に見ていこう。
Googleマップとポータルサイトの情報を完全に整備する
まずはここからだ。Googleマップに登録し、営業時間、電話番号、Webサイトへのリンク、写真を追加する。写真は「代表的なネイルデザイン」だけでなく、店内の全体像、スタッフが施術している様子、待合室など、複数の角度から撮る。
ホットペッパービューティーなどのポータルサイトに出ている場合は、毎月、クーポンやスタッフ紹介を更新するだけでも露出が変わる。更新履歴があるサロンは「今も営業している」というシグナルが伝わり、検索順位も上がりやすい。
Instagramで週2〜3回、ネイルデザインを発信する
ネイルサロンの集客において、Instagramは最も効果が高いプラットフォームだ。施術した爪の写真を投稿し、ハッシュタグを付けて発信する。トレンドのデザインを先取りしたり、季節ごとのテーマで統一感を出したりすれば、フォロワーも増えやすい。
重要なのは「毎日」ではなく「週2〜3回、継続する」こと。毎日投稿しようとしてすぐ挫折するくらいなら、週3回を1年続ける方が集客効果は大きい。
投稿の際は、デザインの説明、使用した色、施術時間、価格などを書き込む。そしてプロフィール欄に「プロフィールのリンクから予約」できるようにしておくと、投稿から直接予約に至る動線ができあがる。
HPを作成し、サロンの「顔」にする
SNSは一時的な情報発信に向いているが、サロンの全体像を伝えるにはHPが必要だ。ここにはメニュー表、料金表、スタッフ紹介、来店の流れ、予約方法などを詰め込む。新規顧客はSNSで興味を持った後、HPで詳しい情報を確認して来店を決める流れが一般的だ。
また、HPがあれば、GoogleマップやSNSから「公式サイト」としてリンクでき、信頼性が一気に上がる。Instagramから来店した人が帰宅後に「あのサロン」で検索してHP を見つけたとき、きちんと情報が整理されていれば、リピート予約にもつながりやすい。
HPは凝った作りである必要はない。重要なのは「顧客が知りたい情報がすべてある」「どこで予約するかが明確」という2点だ。
LINEで顧客との関係を深める
一度来店した顧客をリピート客に変えるには、LINEが有効だ。来店時にLINE登録を促し、新しいデザイン紹介、キャンペーン情報、次回予約の案内などを定期的に送る。
メールよりも開封率が高く、顧客にとっても気軽に受け取れるメディアだ。月に1、2回の頻度で価値のある情報を送ることで、サロンを思い出させ、予約に至る確率が高まる。
Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)の口コミ対策
Googleマップに表示される口コミは、新規顧客の来店判断に大きく影響する。満足度の高い顧客に来店後、「もしよかったらGoogleに口コミを書いてくれませんか」と声かけする。5つ星の評価が数個でも溜まれば、検索時に優位に立つ。
悪い口コミが付いた場合も、感情的に返さず、丁寧に状況を説明する返信をすることで、他の顧客にもサロンの誠実さが伝わる。
集客を効率化するなら、統合的なWeb戦略を
ここまで個別の対策を見てきたが、最も効果を発揮するのは「バラバラに施策をやる」のではなく、すべてをつなげることだ。
例えば、Googleマップで見つかった顧客はHP を訪れ、Instagramをフォローし、来店後はLINEに登録する。こうした一連の流れが完結していれば、集客の仕組みが回転し始める。
しかし多くのサロンは、これらが分断されている。Googleマップは古い情報のままでInstagramへのリンクがない。Instagramからダイレクトに予約ができない。LINEは登録できるけど、情報がない。こんな状態では、せっかく興味を持った顧客が途中で離脱してしまう。
集客を改善するなら、「顧客がどう動くか」を逆算し、各メディアをつなげる設計が欠かせない。自社で管理しきれない場合は、Webの専門家に相談し、統合的な戦略を立てるのも一つの選択肢だ。〔内部リンク:小規模ビジネスのHP・LP制作に関する記事〕
すぐに始められる、最初の一歩
今日からできることは、まずGoogleマップに3枚以上の写真をアップすること。営業時間、電話番号、Webサイトのリンクを確認すること。これだけで、近所で検索した顧客が見つけやすくなる。
次に、Instagramで週に2回は投稿する。既存の顧客に「Instagramもやってます」と伝え、フォローを促す。新規顧客と既存顧客の両方に、サロンの存在をきちんと知らせることが第一歩だ。
集客ができないサロンの多くは、「何もしていない」のではなく「今の時代に合った方法で情報を発信していない」だけだ。顧客の探し方が変わっているのに、それに応じていないということ。その認識さえあれば、打つべき手は見えてくる。